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入試事情の動向から

 

  推薦入試について
 

推薦入試について(高校入試/基本編)

 

中学生のみなさんが、これから高校への進学を考える時、まず「どこの学校を受けようか?」と志望校を絞り込んでいかれることでしょう。これは決して楽なことではありませんね。それに、志望校が決まったとしても、まだ決めなければいけないことがあります。それは「推薦入試を受験するのかどうか?」ということです。そもそも、推薦入試とはどんな入試なのでしょう?ここでは高校入試での推薦入試について説明致します。

チャンスは1回だけで、しかも…

 

推薦入試は、公立高校も私立高校も行います。(公立高校では「選抜T」と呼ばれます。) 広島県西部地区では、公私立いずれの高校も2月上旬の同一の日に実施しますので、受験のチャンスは1回しかありません。しかも一般の入試のように合格が決まってから、その後で行くかどうかを決めるということもできません。これは専願入試と呼ばれ、「合格したら、必ずその高校へ入学します」と約束をした入試なのです。

 

募集人数は、定員の20〜50%

 

推薦入試は、一般の入試(公立・私立でそれぞれ「一般入試」「選抜U」と呼びます。) より先に実施されます。募集人数は全体の募集定員の20〜50%で設定されます。(最も多いのが募集人数の20%)募集人数では一般の入試の方が多く、こちらの方が入試の中心となっていると言ってもよいでしょうが、推薦入試には早い時期に進路が確定できるという特徴があります。それは受験生には「魅力」として映ることも多く、募集人数の枠はすぐに超えてしまう応募状況があり、高校によっては倍率が2倍を超えることも珍しくはありません。

 

公立推薦入試には、英・数の試験はない


肝心の試験内容ですが、私立高校の推薦入試は学校によって様々です。英数国などの学科試験を行うところもあれば、作文や面接だけという学校もあります。一方、公立高校の選抜Tは統一して学科試験を行いません。行うのは小論文(あるいは作文)と面接です(学校によっては実技)。私立高校の一般入試、公立高校の選抜Uでは、いずれも3教科や5教科で学科試験が行われます。ですから、同じ高校を受験するのにも、推薦入試と一般入試では、準備のしかたが違ってくるというのが現状です。

 

合否はどうやって決まる?

 

では、「合否はどうやって決定されるか?」ですが、これは私立高校と公立高校で違います。少し難しくなりますが、私立推薦入試には「基準点」という数値が使われます。専願入試のための基準で、専願基準と呼ばれます。この専願基準は「出願できるための基準」でもあり「合格できるための基準」でもあるという性格を兼ね備えています。それに対して、公立選抜Tには数値の基準はありません。小論文や面接から総合的に判断して合否を決めるとされています。具体的に「何をどれくらいの割合で見ているか」など、目安となる数値を提示されている学校もありますが、全体的に見るとあまり明確にはされていないのが実状です。

ところで、推薦入試制度にはどれくらいの歴史があるのでしょうか?ずいぶんと前から存在する制度のように思われますが、意外とその歴史は浅いのです。次の頁では推薦入試導入以降の経緯を少し追ってみます。

(次のページへ続きます)

 

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