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ちょっと休憩室で…

 

 

ホームページを気を入れて作ってみると、「こんなにエネルギーを使うものか」と実感しました。ささやかなサイトに過ぎないのですが、それでもです。

このページは、特にテーマを設けず、その時々のことをちょっと息を抜いて書き込ませていただく、という制作者が休憩させていただく勝手なページです。申し訳ありません。

 

 

 

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   元気玉の翔るフィールド
 

なかなかこの部屋へやって来れません。「いそがしい」なんて理由ではありません。「巻末雑感」にも書いているように、それはあまり使いたい単語ではありません。このページに息を抜いて書き込みをするのは楽しみにしているのですが、どうしても後回しになって、気がつけば「ああ、また書けなかった。」というパターンにはまり込んでいます。「なんと憩いのない状態」と感じられるかもしれませんが、冷静に自己分析をしてみたって導かれる結論は「その通り」となるのです。体より先に、心が干からびていかぬよう心がけたいものです。

 

さて、ここからが本題です。この時期は各中学校で行事の最中です。この1週間で近くの中学校の体育祭を2校ほど見に行ってきました。「先生、見に来てね。」の声に気楽にOKして、気軽に見に行ったのですが、結論から言えば、いずれの中学校でも予想を裏切られることになりました。

 

何とも失礼な表現でしょうが、そんな実感です。そう、心地よかったのです。グランドの見える場所に立ってしばらくすると、何とも言えない不思議な心地よい空気がその場を支配しているように感じるのです。そうしていつのまにか「ここまで」と予定していた時間を超えても、最終競技まで目を離せない状態になったのでした。

 

何がそう感じさせたのかと思います。「演出」だったのでしょうか?…確かに一昔前に比べて音響が数段良くなっています。選曲にもセンスがうかがわれます。あの場で最新曲を織り交ぜながら、「ロッキー」や「トップガン」が流れるとやはり闘争心に火がつきそうです。生徒さんの実況アナウンスからも場の盛り立てを意図する意識が好意的に伝わってきます。フィールドの中と外が、競技と声援という形で一体となっていくのに大きな役割を果たしていたことでしょう。

そして競技種目が変わるたびに、何度もフィールド内外でボルテージが急上昇します。最後まで順位の入れ替わるデッドヒートを演じるリレー、絶対落とされまいと気迫の伝わる騎馬戦、カウントアップの声とともにダイナミックに回る縄を舞う大縄跳び、エキサイトする場面は何度でも訪れます。この臨場感が独特の空気を生み出しているのかもしれません。

 

ところがヒートアップの場面も多く生まれていましたが、グッとする場面もいくつか目撃しました。しかもそれが思わぬ場面でしたから自分でも驚きです。その一つですが、決して足の速くない子が目の前を必死の表情で駆け抜けていきます。もうそれだけでいけません。グッときてしまいます。まだ涙腺は管理下にあるはずなのですが…。駆けた後を追うように翔る空気から声が聞こえてきそうです。「ボクが今駆けているんだ!」と。

 

フィールド上にはいろんな声が翔ていたように感じます。「こいつを落下させちゃいけない。支えなきゃ…」「えっ負けた?…悔しい。でも私なんで泣いているんだろう…」「36…37…38……うそー、もうすぐ40超えられるよ」「抜かれた?…OK。あとは俺に任せろ!」目の前の光景とともに耳に入る大声援に紛れて、聞こえるはずのないそんな声が聞こえているようでした。

 

いずれの中学校でも生徒さんは手を抜いてなんかいません。いろんな場面で彼らの「本気」の声が元気玉となってフィールド上を翔ているようでした。我ながらここまで単純か、とも思いますが「うん、君たちに任せた」と心の中で声を発していたのでした。付け加えておきますと、学校行事を見させていただくのは今回が初めてではなく何度もあるのです。ここまで気持ちが入り込んだ理由は自分でもよく分かりません。

 

体育祭を見終えて帰りがけに、こんな気持ちが沸き起こりました。「実際に見もしないで、今の中学生の問題ばかり語らないで!」と。代弁できるはずのない立場の者なのに、そんなことを思っていました。間違いなくこの言葉を私は受け取る側です。久しぶりに憩いの時間をいただき、思うままに書いてみました。

(07.6.10)

 

クョスコニョ    [1] 
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