Home Search SiteMap E-Mail Admin Page
●青葉学習館のご案内   ●今「教育事情」は? ●グリーン・メイトから ●ちょっと休憩室で… ●身近なQ&A ●お問い合わせ等は…
サイトマップへ
 主な更新(最新6/5) 
●「巻末雑感」…………    追加更新しました
●「ことばのぎもん」…    追加更新しました
●気になる教育事情から   追加更新しました
●「ちょっと休憩室で」  追加更新しました
●「身近なQ&A」……  追加更新しました
目的ページへ直行@
目的ページへ直行A
目的ページへ直行B
 今知りたいデータ
●新指導要領に関して…
●検証・2学期制の導入
●小中学生の漢字力は…
●食事と学習の関係は…
特集/成績に関すること
検証/内申点の影響力
 良識ある教育サイト
●井上教室(佐伯区)/さりげない記事の中に、教育のツボが満載されています
 学校へ行けない人へ
●こちらからどうぞ
ある少年の残したメッセージから

ちょっと休憩室で…

 

 

ホームページを気を入れて作ってみると、「こんなにエネルギーを使うものか」と実感しました。ささやかなサイトに過ぎないのですが、それでもです。

このページは、特にテーマを設けず、その時々のことをちょっと息を抜いて書き込ませていただく、という制作者が休憩させていただく勝手なページです。申し訳ありません。

 

 

 

「ちょっと休憩室で…」トップへ 

 

   モンスターがいっぱい?
 

今回も医療関係の話から入ります。前回のパンダさんのお話を紹介されたサイトをのぞくと、こんな単語が出てきます。それは「モンスターペイシェント」。そのまま訳せば「怪物のような患者さん」ということになりますが、一体どんな患者さんなのだろうと、いくつかのサイトをのぞいてみました。

 

まあ、知らないことがいろいろ出てきます。そこにあげられている実例は一見苦情の紹介とも受け止められます。病院の待合室で待ち時間の長いことにいら立つ患者さん。病状の説明を、時間をかけて説明してくれないことに不満を感じる家族の方。分野の違う人間から見れば「まあ、人の自然な感情からすれば、そういうこともあるかもしれないな。」と受け入れてしまいます。それに、人との関係ならば対応のしかたや言葉のかけ方一つで変わることも少なからずあるでしょうから、解決は決して困難ではないように思えるのです。

 

しかし、医療の分野の方たちが取り上げられているのは、どうもそんな話とはちょっと違っているようです。それは起こった出来事とその背景のつながりが、どうもはっきりしないことのようなのです。因果律がつかめません。行動が引き起こす結果の予測がつきません。こうした不確定な要素を相当に意識させられる行動が少なからず至る所で起こっているようです。

 

門外漢の人間が申し上げるのは気がひけるのですが、通常の感覚では理解しがたい出来事が日々発生しているのでしょう。先の順番待ちにイライラすることまでは理解できても、大声を上げて暴れ回られるとしたら理解の範囲を超えてしまいます。日中は人が多いから待つのはいやだと思われるのはその通りでしょうが、だからといって深夜に診察を要求するとなるとちょっと困りものです。

 

決して多用することは望ましい言葉ではないのでしょうが、単なる「クレーマー」という言葉では片づけられないようないろいろな実例があるようです。ここで取り上げるのは控えた方がいいと思われる、もっと深刻な事態もいろいろなサイトからうかがうことができます。苦情には必ず背景があるでしょうから、全てを否定的に捉えることは偏向的な見方となってしまうでしょう。その視点に立っても、言動がどうしても理不尽で不可解に思える人たちのことを「モンスターペイシェント」と呼んでいると理解します。

 

こうした言動を詳細に分析することは必要なことかもしれませんし、現実的な対応(訴訟…)に迫られる場面も少なからずあることでしょう。その分だけ「○○が悪い!」など、不確かな見識で断定することは慎んだ方がいいでしょうし、解決につながる最短の方法ではないと思われます。どうやら事態は思っているほど浅い問題ではないのかもしれません。

 

それに、これは広く見渡せば医療分野だけのお話ではないことでしょう。教育の分野でも「モンスターペアレント」という言葉があります。ここにきて急速に広まってきた言葉です。一般的に市民に広まりやすい分野では「モンスター」の発生が広く報道されます。この言葉の普及を意図すれば、他の分野でもモンスターシリーズは多用されていくことになるかもしれません。名前のイメージが先行することのないように、今そこで起こっていることを正しく理解していくことが必要に思われます。

 

教育の分野でも、深刻な事例を耳にすれば重たい気分になります。ホッとする気持ちからは遠いところにいるようです。教育をめぐって人々が相手方との感情的なつながりをあまり当てにしていないで、むしろ感情が交わらないほうが望ましいと思ってとられる行動が現実にあるとするならば(あるから報道されるのでしょうけれど…)、発した方も受け止める側もだんだんと温もりを失っていくような気がします。

 

忘れてはいけないのは、そこで一番影響を受けているのは将来を担うはずの子どもたち、ということでしょう。

(07.9.21)

 

クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 「B層」の仮説
 次のテキスト: パンダからの伝言

 

 

トップページへ

 

青葉学習館 Copyright (C) 2012. All rights reserved.