まず、3学期制と2学期制の1年間の流れを見比べて見ましょう。下の年間スケジュール表モデルをごらん下さい。
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(上からの続きです)
どうでしょう?学校へ行く日(表の中の色のついた部分)は、3学期制と2学期制でほとんど変わりません。変わっているのは2学期制には秋休みがちょっとあるくらいです。これだと1年間の分け方が3つと2つの違いくらいしか分かりません。でも、それだけの理由だけではないはずでしょう。今度は下の表をごらん下さい。
同じ年間授業日数でも、年間行事にかかる日数には若干の違いが出てきます。左の一例にあげた行事の日は、通常であれば「授業をしない日」と考えられますから、その合計が25日を超えてしまうと、授業にあてる日数が足りなくなってしまうことになります。
これらの行事の中には2学期制にすると、確実に減るものがあります。それは始業式と終業式です。確実に1回ずつ減ります。同じ理由から中間テストは1回実施する機会が減ります。
こうした行事の日を累積すると、数日は3学期制より少なくてすませることができる。それは逆から言えば授業日数を確保できるということにつながる実情があるようです。何かせせこましい記述をしているようですが、現実として数日の授業日数が貴重な状況が推察されます。(一例に書かれていない半日だけの行事など、挙げればいくつか出てきそうです。)
最後に、これまでのまとめと、これからの状況について考えてみます。
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